問題集の解説を読んで、「なるほど、そういうことか」と納得した経験はありませんか。
ところが翌日、似た問題が出るとまた迷ってしまう。これは勉強不足というより、答え合わせの方法に原因があるかもしれません。
今回は、演習問題を理解につなげるために、答えを見る前にできる小さな工夫を紹介します。
解説を読むだけでは「分かったつもり」になりやすい
演習問題を解いた後、すぐに正解と解説を確認する人は多いでしょう。
解説は正しい考え方を分かりやすく示してくれるため、読んだ直後は理解できたように感じます。しかし、自分がなぜその選択肢を選んだのかを確認しないままでは、勘違いの原因が残ることがあります。
たとえば、IT資格の用語問題でBを選び、正解がCだったとします。
解説を読んでCを覚えるだけでは、次の問題でもBとCの違いに迷うかもしれません。必要なのは、正解を覚えることだけではなく、「なぜBだと思ったのか」を確認することです。
答えを見る前に10秒だけ止まる
演習問題を解いたら、すぐに解説を開かず、次の2点を一言だけ残します。
- 迷った選択肢
- その選択肢を選んだ理由
長い文章を書く必要はありません。
「Bを選んだ。名前が似ていたから」
「Aと迷った。役割の違いを覚えていなかったから」
この程度で十分です。
先に自分の考えを残しておくと、解説を読んだときに「知識が足りなかったのか」「用語を取り違えたのか」「問題文を読み落としたのか」を確認しやすくなります。
見るべきなのは正解より「間違えた理由」
答え合わせでは、正解・不正解だけに注目しがちです。しかし、次の問題に生かしやすいのは、間違えた場所よりも間違えた理由です。
判断基準はシンプルです。
なぜその答えを選んだのか、自分の言葉で説明できるか。
説明できなければ、たまたま正解した可能性もあります。反対に、不正解でも迷った理由が分かれば、直すべきポイントが見えてきます。
正解数だけで学習の成果を判断せず、自分の考え方と解説のズレを見ることが大切です。
毎回すべてを書かなくてもよい
この方法は、特に次の問題へ使うと取り組みやすくなります。
- 間違えた問題
- 二つの選択肢で迷った問題
- 正解したものの、理由を説明できない問題
自信を持って答えられた問題まで、毎回詳しく記録する必要はありません。迷いが残った問題だけ、答えを見る前に10秒止まってみましょう。
まとめ
演習問題では、答えを見た後だけでなく、見る前の行動が重要です。
答え合わせ前に「どの選択肢で迷い、なぜ選んだのか」を一言残すと、自分の勘違いを見つけやすくなります。
次に問題集を開いたら、解説を見る前にこう問いかけてみてください。
「なぜ、これが答えだと思った?」
正解を覚えるだけの演習から、間違え方を理解する演習へ少しずつ変えていきましょう。


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