IT用語を勉強していると、読んだ時は分かった気がするのに、人に説明しようとした瞬間に言葉が出てこないことがあります。
「APIって何?」と聞かれて、頭の中では分かっているのに、うまく説明できない。そんな経験がある人も多いのではないでしょうか。

実はそれ、理解力が低いからではなく、学ぶ順番が少し合っていないだけかもしれません。
今回は、ITやAIのリスキリングで使いやすい「覚える前に1枚で説明する」学習法を紹介します。

暗記だけでは「使える知識」になりにくい

IT用語の勉強でよくあるのが、まずノートにきれいにまとめようとすることです。

もちろん、ノートを取ること自体は悪くありません。
ただ、用語の意味を写して終わるだけだと、頭の中に言葉を置いただけになりやすいです。

その結果、次のような状態になりがちです。

  • 読めば分かる
  • 選択肢なら選べる
  • でも人には説明できない
  • 仕事でどう使うか分からない

リスキリングで大事なのは、知識を増やすことだけではありません。
仕事や学習の中で「使える形」にすることです。

覚える前に「3行メモ」にする

おすすめは、暗記する前に1枚のメモへ変換することです。
立派な資料を作る必要はありません。

書くのは、次の3つだけです。

  • つまり何?
  • 何に使う?
  • 自分の仕事だとどこ?

この3行にするだけで、用語をただ覚えるのではなく、自分の言葉で整理しやすくなります。

ポイントは、最初から正確に書こうとしすぎないことです。
まず自分なりに説明してみて、あとからAIや検索でズレを直せば十分です。

例:APIを3行で説明してみる

たとえば「API」という用語で考えてみます。

APIは初心者には少し難しく見えますが、3行メモにするとこうなります。

  • つまり何?
    アプリ同士の注文カウンター
  • 何に使う?
    天気アプリが天気データを取りに行く時などに使う
  • 自分の仕事だとどこ?
    社内ツールとAIをつなぐ時に使うかもしれない

厳密な技術説明としては、さらに補足できる点があります。
でも最初の理解としては、「何となく使う場面が見える」ことが大切です。

用語の意味だけでなく、使い道や自分との関係まで見えると、記憶に残りやすくなります。

間違いは「理解の穴」を見つけるヒント

「覚える前に説明する」と聞くと、間違ったことを書いてしまいそうで不安になるかもしれません。

でも、最初のメモは間違っていても大丈夫です。
むしろ、間違いは自分がどこを理解できていないかを教えてくれます。

たとえばAIに、次のように聞いてみるのもおすすめです。

「このAPIの説明、初心者向けとしてズレているところはありますか?」

こうすると、自分の説明をもとに修正点を見つけられます。
ただ受け身で読むよりも、かなり学びが残りやすくなります。

ノートに写す前に、まず3行だけ

勉強を始めると、ついきれいなノートを作りたくなります。
でも、最初からきれいにまとめるよりも、まずは雑でもいいので3行で説明してみる方が、理解につながりやすいです。

次に新しいIT用語を見たら、ノートに写す前にこう書いてみてください。

  • つまり何?
  • 何に使う?
  • 自分の仕事だとどこ?

この3つが書けない部分こそ、これから学べばいい場所です。

まとめ

IT用語を覚えたのに説明できない時は、暗記量を増やす前に「説明する順番」を変えてみるのがおすすめです。

まずは1枚のメモに、次の3行だけ書いてみましょう。

  • つまり何?
  • 何に使う?
  • 自分の仕事だとどこ?

完璧な説明を目指さなくて大丈夫です。
先に説明してみることで、自分の理解の穴が見え、学んだ知識を仕事で使える形に近づけられます。


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