バグ報告が来ると、つい「早く直さなきゃ」と思って、すぐコードを触りたくなりますよね。
特にリリース前や上司から急かされている場面では、なおさら焦ります。
でも、焦って修正に入るほど、あとで「どうやって起きたバグだったっけ?」と確認に困ることがあります。
バグ修正で大事なのは、速く直すことだけではありません。直す前に、再現できる形で残しておくことも大切です。
バグ修正で起きやすい「再現できない」問題
バグ対応で意外と困るのが、修正そのものよりも「同じ現象をもう一度起こせない」ことです。
たとえば、画面が固まるバグが報告されたとします。
すぐにコードを直してしまうと、あとから次のような状態になりがちです。
- どの画面で起きたのか分からない
- どの操作をしたら起きたのか忘れた
- 修正後に何を確認すればいいか曖昧になる
- 他の人に説明しづらい
これだと、直したつもりでも「本当に直ったのか」を確認しにくくなります。
コードを触る前に残したい3つのメモ
バグ報告を見たら、まず次の3つをメモしておくのがおすすめです。
- 再現手順
- 期待結果
- 実際の結果
「再現手順」は、そのバグをもう一度起こすための操作です。
「期待結果」は、本来どう動いてほしかったか。
「実際の結果」は、実際に何が起きたかです。
たとえば、こんな形です。
- 再現手順:検索画面で、入力欄を空欄のまま検索ボタンを押す
- 期待結果:エラーメッセージが表示される
- 実際の結果:画面が固まる
この3つがあるだけで、修正後の確認がかなり楽になります。
「直しました」より信頼される報告になる
バグ修正後に「直しました」とだけ報告すると、相手は少し不安になることがあります。
なぜなら、何を確認して直ったと言っているのかが見えにくいからです。
一方で、次のように言えると印象が変わります。
「この手順で発生していた不具合が、修正後は再現しないことを確認しました」
この言い方なら、ただ作業しただけでなく、確認までできていることが伝わります。
チームメンバーや次の担当者にも共有しやすくなります。
速さよりも、確認できる形にする
もちろん、バグ修正ではスピードも大切です。
ただし、速く直すことだけを優先すると、あとで確認や共有に時間がかかることがあります。
特に仕事では、自分だけが分かる状態よりも、他の人も確認できる状態にしておくことが大事です。
再現手順を残すことは、未来の自分やチームを助ける小さな準備になります。
まとめ
バグ報告を見たら、すぐコードを触る前に次の3つを残してみてください。
- 再現手順
- 期待結果
- 実際の結果
この3つがあるだけで、原因調査、修正後の確認、チームへの共有がかなり楽になります。
焦って直す前に、まずは「再現できる形にする」。それが、現場で信頼されるバグ対応につながります。


コメントを残す